オタクプレゼン大会のススメ③「ブラジャーオタクが考える"イケてるブラジャー"の選び方」
オタクのオタクによるオタクのためのプレゼン大会ブログ第三弾です。
開催概要はこちら。
③「ブラジャーオタクが考える"イケてるブラジャー"の選び方」
★発表者紹介★
二次元のことはあまりわからないけど音楽とか好き。一緒に旅行に行くとブラジャーのブランドや商品名を当ててくる。(twitter:@natsumechan2020)
「では、ブラジャーオタクが考えるイケてるブラジャーの選び方プレゼンです。」
「サイコ~~~」
今回のプレゼン大会の中で、実用性の観点から熱い視線が注がれたのがこちら。
ブラジャーって色んな効果を謳う商品が並ぶ中で、なぜそんな効果があるのか、どんな付け心地なのか、よくわからないまま買ってしまいがちですよね?
そんな迷える子羊たちを、ブラジャーを愛してやまないオタクが導いてくれます。
「ブラジャーを選ぶのって意外と難しいじゃないですか。合うと思って買ったのに痛いとか、なんだかんだこれ付けてないなぁってのが皆一つ二つあるはずです。」
「それらをどうやったら減らせるんだろうか、と考えてみたのが今回のプレゼンです。」
「素晴らしい」「素晴らしい」
「最高の発表」
(拍手)
発表の目標が明確で信じられる。ブラジャーへの誠実な愛。
続きを読むオタクプレゼン大会のススメ②「原作を写す"2.5次元"の変遷-エーステとテニミュの比較を用いての検討-」
昨年末に開催したオタク・プレゼン大会報告ブログの続編です。
その①はこちら
②「原作を写す"2.5次元"の変遷-エーステとテニミュの比較を用いての検討-」
★主観による発表者紹介★
二次元・宝塚・アイドルと幅広くオタクで腐女子。最近は二次元趣味+観劇好きの悪魔合体により2.5次元沼の人。最近は1週間でSnowManにハマってファンクラブに入会した。(twitter:@mashumaru425)
「日本2.5次元ミュージカル協会によると「2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする舞台コンテンツの総称」が“2.5次元ミュージカルである、と定義されています。」
「有名なものはこんな感じで、『ミュージカル 刀剣乱舞』がこの中だと一番メディア露出が多いように思います。」
「『舞台ギャグマンガ日和』は有名じゃないやろ!」
「ですが、今回は私が特によく観ている『テニミュ』と『エーステ』について比較することで、各作品がどのように2次元のキャラクターを3次元へ表しているのか、またその相違点を踏まえた考察をお話したいと思います。」
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オタクプレゼン大会のススメ①『オタクはなぜHIGH&LOWが好きなのか〜入門編〜』
みなさんプレゼン大会してますか?
プレゼン大会は大切!
オタクの友達ってツイッター上で突然”何か”について熱弁を振るいはじめますよね。
今日も楽しそうだなあと思いつつ、何の話か良くわからないまま一年が終わってゆくことありませんか??
ある!!
逆に、予期せず”何か”にハマったときって、普段会えない友人にその全貌を説明する余裕もなくズブズブ浸かってしまうから、体系的な解説を聞いてもらえる機会を逃しがちじゃないですか??
わかる!!
そんなときにぴったりなのが年忘れプレゼン大会です。
おたくだって年末と言えば忘年会&近況報告。
一年が終わる前に絶対みんなに知って欲しい・聞いて欲しい知識や考察、強い思い込みを互いにぶつけ合い、学びを深めて、来たるべき新年に備えましょう。
ということで、昨年末に開催された第1回年忘れプレゼン大会の記録を残します。
開催の経緯
そもそもの企画は、めでたかった2019年を祝ってオタクの友人同士で年越しのパーティーやろうよ!でした。
でもパーティーって何をすれば良いのかあまりわからんし、絶対絶対プレゼン大会がやりたいよ~って駄々をこねてみたら、「就活終わらん」「たった15分で語れる趣味はないよ」とか言いつつ結構ノリノリで賛同してくれました。
オタクはみんな話を聞いてもらいたがりです。
さて、開催二週間前のタイトル提出日に出揃ったラインナップがこちら。
①「なぜオタクはHiGH & LOWが好きなのか〜入門編〜」
②「原作を写す"2.5次元"の変遷-エーステとテニミュの比較を用いての検討-」
③「ブラジャーオタクが考える"イケてるブラジャー"の選び方」
④「オタクのための現代水族館案内ーー全国水族館めぐり中間報告」
⑤「なぜアシュラマンは正義超人になれなかったか-『キン肉マンII世』における父性の問題-」
⑥「pixiv小説ランキングから見る腐女子トレンド動向調査」
味わい深いタイトルが揃い踏み。ゆかいな年越しを完全に確信した。
参加を表明した人たちの守備範囲がバラバラなせいで、すでに異種オタク格闘技戦の趣があります(キン肉マンII世の存在感…)。
ちなみに参加者は広い意味で女性二次元オタク文脈にいる人が多いですが、二次元に全然造詣がない人もいます。
もう1人活動的なジャニオタも名乗りを上げてくれたんですが、活動的なジャニオタなので年末は東京ドームに向かわなければならなかった。
供養のために彼女のプレゼン案も載せておきます。聞きたかったね!
そしてせっかくの天下一武道会なので、というか本来はパーティーを開催するつもりだったので、インターネットでオシャげなお部屋を借りて(Airbnb!)、2019年に大阪人待望のリニューアルをキメた大丸心斎橋店でおいしいお惣菜とケーキを調達。
レッツパーティー!
もぐもぐごはんをかき込んで、お腹と心の準備が整ってきたところで、プレゼン大会スタートです。
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今更感のすごい『好きよ、純情反抗期』の感想
今更かよ、っていうのは百も承知なんですが最近『好きよ、純情反抗期』が好きだなぁと思うに至りました
この曲が出た当時はたぶん高校生くらいだったと思うんですけど、その時は全く興味がなかったです
恋愛もクソも、当時の私はそもそもそういうこと自体がタブーだと思っていた節があったし、周囲の風潮もそんな感じだったので、何回歌詞を読んでも「わからん」と思考停止してたんじゃないかな わからんけど
でもこの曲の主人公も恐らく(私の個人的な解釈だと思うけど)「恋愛=タブー」な環境にいるんじゃないかと
じゃないとそこらじゅうの人間がやりまくっている恋愛なんてものに反抗心を宿さないと思うんです 大人になったら急に手のひら返して恋愛推進されるしね なんやねん
真夜中に抜け出してみたり、背伸びしてみたりと恋愛感情に左右されまくってる中高生は周りの大人からみたらさぞ心配の種だろう、と今の歳になってやっとわかるけど、これくらいの歳の時って大人が先回りしてしてくる心配とか助言とかが死ぬほど鬱陶しく感じられたりしますよね
個人差はあるだろうけど
自分も一生懸命に現状を鑑みて真剣に判断してるのに、自分の考えよりもさらに先を見据えて考えることが出来る周りの大人との違いを目の当たりにすると、どこかバカにでもされたような、なめられたような気にもなってついつい、「もう子どもじゃない!」とか「私の勝手でしょ!」とかテンプレ文句を言い返してしまう…うーん典型的な反抗期って感じ
大人からしたら「受験」というある意味人生を左右する問題を蔑ろにしてまで、特に結婚するわけでも一生添い遂げるわけでもない相手との「恋愛」に振り回されるなんて愚かにうつるけれど、この時この瞬間その子にとって恋愛は受験に匹敵する(むしろ勝る)問題なんだろうな、とこの曲を聴いてるといつも感じます
歌詞のあらゆるところに散りばめられている反抗心が、この主人公の必死さを表してるなぁと
歌詞の中で1番好きなフレーズが
「お母さんだって 夢中で誰か愛した事あるでしょう」
なんです
このフレーズの1番のポイントが
お母さんが夢中で愛したことがあるのが「お父さん」じゃないところだと思います
お母さんだって 夢中でお父さん愛した事あるでしょう
いや〜〜ダセェ
レジェンド級にダサい
そもそもお母さんが愛したことがある人がお父さんだけなんてほぼほぼあるわけないじゃないですか 何年生きてると思ってるねん
すでにこの歌詞に"誰か"が書かれているから、「いやいや誰がお父さんって書くねん」と思うと思うけど、たぶんほとんどの人間に書かせたら書くって絶対
大抵の子どもからしたらお母さんが夢中で愛したことがあるのはお父さんだけであってほしいし、基本的に子どもはお母さんの「オンナ」の部分なんて見たくないと思いますし、お母さん側も見せたくないでしょう
でもお母さんって生まれながらにお母さんじゃなくて、何年も前から目の前の娘と同じプロセスを辿って巡り巡って今ちょうど お母さん っていう存在になってるだけなんですよね
そのことをちゃんと理解してるからこそ、「夢中で"誰か"愛したことあるでしょう」っていう歌詞が書けるんじゃないかと勝手ながら感じます
そして子ども側からお母さんに「(お父さん以外の)誰か愛したことあるでしょう」と言わせることで、先述したお母さん側が子どもに隠している「オンナ」の面を子ども側が暴いている構造にしたところもすごい
隠していた側面を子どもに「知ってるぞ」とでも言わんばかりに言われてしまったらどうやったってお母さん側は怯みますよね
子どもってなぜか相手が言ってほしくないことを直感的にわかっちゃうし言っちゃう
でもたぶん怯んだお母さんを見て、自分の売り言葉なのに「あぁやっぱりお父さんだけじゃないんだ」と言ったことを少し後悔しちゃったりするんじゃないかな……まぁこれは完全に私の妄想だけど
自分が歌詞の主人公と同年代の時になんとも思わなかった歌詞を時が経ってから「いいなぁ」と感じられるのは贅沢なことだなぁ
ハロオタやってると当たり前にありすぎて忘れちゃうけど
『低温火傷/つばきファクトリー』
久々すぎですね。
多分わたし以外の管理者はこのブログのパスワード忘れてるかなと思って私物化してるけどいいかな…(ごめんな)。
ハロプロの歌詞って口に出して読みたい、できたらリズムつけて口ずさみたいパンチラインがサイコーに多くて人生の友って感じなので
今日は最近うわーと思ってるワンフレーズについて書くよ。
つばきファクトリー『低温火傷』(Camellia Factory [Low-Temperature Burn])(Promotion Edit)
「男の子って身軽なのね 君がすこし憎いよ」
いや、男の子ってマジ身軽ですよね(100わかる)。
わたしの周りでも友達や先輩はバンバン世界一周に行っちゃうし、ノリだけでヒッチハイクなんかもやっちゃう。酔いつぶれたら河原で一人夜を明かし〜みたいな。
楽しそうだなーとはおもうのに、わたしはどれもやったことがない。
例えば彼氏と話してて、「気持ちいいし深夜に散歩行ってみなよ〜」とかなにげなく言われると、ふっと距離感を感じるんですよ。
陽が落ちた後は、駅からの帰り道ですら何度も振り返りながら歩くのがわたしの日常です。こわいもん。
実際、一人暮らしの女友達が家を突き止められて、強盗やストーカー被害にあった話は1度や2度でないし。
ひきょうな加害を受けやすい属性であることを常に常に意識して生きている。
自意識過剰と言われたとしても、いざ何かあったら誰も守ってくれないから。
仕方ないけど!
そりゃ女の人でもアクティブに生きている人はいるし、それはかっこいいなと思う。
でもそういう人も何も考えずに飛び込んでいるわけではなく、やっぱりリスクは頭にちらつくだろう。
だから、“大学生らしい”無邪気な無茶をしている周りの男の子を見ていると、
元気だしアホだなあと思うと同時に、死ぬほど冷たい気持ちも湧いてきます。
わたしはヒッチハイクも世界一周も別にしたくないからしてないつもりだけど、その「したくない」要因は、そもそも男に生まれてたら考えずにすんでたのかな。
眠れない夜に一人でぼーっと深夜徘徊できたのかしらって。
彼氏と同じ体験を共有できたかなって。
恨み言を言っても仕方ないので、話を本題に戻そう。
『低温火傷』は片思いの心境を歌った曲ですが、
片思いってやるせないですよね。てか両思いでもやるせないか。
つまり、他人を好きになるってやるせないですよね。
けっきょく他人って自分と違う人だから、
自分と違うところを好きになったはずなのに、
その自分と違うところに苛立ってしまう…
好きだから自分の思い通りに行動して欲しいけど、
でももちろん自分の思う通りにはコントロールできなくて、
そうなると可愛さ余って憎さ100倍てきな気持ちになっちゃうことがある。
この曲の主人公の片思い相手の男の子は、「来週スノーボード行くらしい」んだけど、
多分主人公はそれを知って微妙な気持ちなんですよね。
自分が放って置かれるのが嫌なのか、その日にデートできたらいいなと妄想してたのか、他の女の子が同行するのが癪なのかはわかんないけど、えっマジか…へえ…って思ってる。
別に男の子はスノボに行こうが深夜に散歩しようが、自由ですよ。
彼らはもちろん自由になんでもしていいんだ。申し訳なさや罪悪感も持つ必要はない。
でも、例えばわたしがそうしてほしくないときに好きな男の子がそうしていると
自分を苛つかせているのは、彼が異性だからこそ持っている「身軽さ」なんじゃないかとひがみっぽく感じてしまうことはある。
そんな時、大好きなはずなのに、それと同時に、身軽なあなたが「すこし憎いよ」とすら思ってしまう。
単に他人の行動に勝手に期待して当てが外れているだけなのに、
自分が持っていない「身軽さ」への恨めしさをぶつけてしまう。
一言で言えばどうしようもない最悪の八つ当たりなんですけど、そういうあるある〜な気持ちをすくい上げた児玉雨子氏やるやんけ!って感じだし、おしゃまなつばきファクトリーにはぴったりの曲だな、とおもいます。
ところで、自分の中で一度湧いてしまったこういう不条理な気持ちとどう戦ったらいいんですかね。教えて雨子先生。
それすらも受け入れながら、自分と相手を愛するしかないのだろうか。
ではまた思いついたら書きます。
バースデーイベントのすゝめ
このブログの存在すらも忘れつつあった2017年夏。
友人のバースデーイベントが死ぬほど楽しかったので、備忘録を兼ねてその顛末を書きます。
バースデーイベントと言っても、ただの誕生日会ではありません。
ここで言う「バースデーイベント(以下、BDイベ)」とは、ハロヲタの皆さんご存知のあれです。
※毎年ハロー!プロジェクトメンバーの誕生日を祝って開催されるファンクラブイベント。当該ハロメンが自由にセットリストを決め、企画を考えて、自分のファンといっしょにワイワイお祝いするお楽しみ会。普段歌わないハロー!以外の曲を選ぶメンバーもいれば、他のメンバーをゲストで呼んで即席ユニットを組んだり、企画コーナーでオタクを晒し上げると交流を深めるメンバーもいて、けっこう内容の自由度が高い。もちろん映像化もされます。
なぜどのように友人のBDイベを開催したのか、話せば長くなるけど大事な話なのでめっちゃ聞いてほしい。
ーーー
事の起こりは私がいつものようにシャワーを浴びながら、来世で自分がハロメンになった妄想を繰り広げていた時の話です。
(あ〜、絶対にBDイベで『抱いてよ!PLEASE GO ON』を完璧に熱唱してオタクに“ハロプロの未来”って呼ばれてえ〜、、)
(しっとりと『スッピンと涙。』で小田さくらさんの後釜を狙うのも捨てがたいし、ゲストといっしょにピチピチギラギラの衣装でDEF.DIVAも…)
我ながら来世への高望みが激しすぎて、こういう人間から順番に転生に失敗しそう。
まぁ普段ならば、そのまま風呂場で後藤真希に憧れる新人ハロメンになりきって隣人に迷惑をかけるだけのしがないハロプロおばさんなのですが、その日の私はちょっと賢かった。
(あれ、ちょっと待てよ……?!!!
確かに現世の私はハロメンではない……でもよく考えたらハロメンじゃないとBDイベを開催しちゃいけない道理はないのでは?????)
今年一番のひらめき。
速攻で「なあ、BDイベやりたくない?」と仲間のハロプロオタクたちに連絡したところ、「絶対にやりたい」と力強い返事を貰い、決行に至ったのでした。
やっぱりみんな一度は概念としてのハロメンになりたい。
ーーー
とりあえず、全国に散ったオタク仲間が集まれそうなのがお盆っぽかったので、適当に夏生まれ(7月…)のオタク(嗣永桃子推し)のBDイベントを開催することに。
ちなみに途中まで祝われる本人不在の中で企画が進行したにもかかわらず、とても飲み込みが早くて助かった。
そんな感じで衣装とセトリと企画は本人に決めてもらうことにしました。
当日までワクワクです。
ーーー
そんでもって他のオタクたちが
「旧き良きカラーBDTシャツを復活させたい、ファッキンクールハロー*1」
「友達のアクリルフィギュアスタンド*2集めたい、ごはんといっしょに撮りたい」
とか散々いろいろ言い始めて楽しくなってきたので、全部実現させることにした。みんなでTシャツデザインしたり、主に二次元同人グッズを作っている業者さんにアクスタ作成を頼んだりしてくれました。
こちらがその力作たち。めっちゃ良くないですか???
バースデーTシャツ(3600円)
アクリルフィギュアスタンド(600円)
夏コミ前の忙しい時期に、謎のポーズを決める一般人女性の写真が突然送りつけられてきた業者さんはさぞギョッとされたことだろう。申し訳ない。
でもこれ無限に遊べるわ。
ーーー
そしてそして、アイドルイベントの要とも言える会場選び。本家ハロプロBDイベの会場も、そのハロメンがソロでどこまで集客力を持っているかの一つの指標とも考えられており、毎年注目が集まっている。
最初はイベントスペースを借りることなんかも考えたのだが、
・カラオケできる
・ステージがある
・ケーキの持ち込みができる
・着替えたり騒いだりしてOK
という条件をクリアできるのはやっぱりでかいカラオケのステージルームだな、ということでいろいろ検索してみたところ、某ジャンカラにセンターステージのルームを発見。これ実質横アリでは?
お店に予約の電話をしてもらったら、「60名までのお部屋となりますが…」とのことだったらしいが、7人で予約させてもらえた。キャパまで実質横アリだった。
ガラコンで申し訳ないけどとてもありがたい。
やっぱりでかい箱が決まると、最高のイベントにしような!の機運が盛り上がってくる。
ーーー
さてBDイベといえば、忘れちゃいけないのが司会である。
ハロー!のBDイベではアップフロント所属の芸人(9割方、上々軍団)が司会進行を担当することが多いので、今回もそれに倣って、不肖私が司会を担当することになった。というか、気づいたらそういうことになっていた。
とにかくお前はキャラ的に啓太な!さわごろは無理やろ!と言われていたので、本人から事前に台本ももらって、啓太っぽい休日のお父さん風衣装も用意した。
しかし台本を持って練習したところ、啓太のテンションもなかなか表現できない。
そこで、「もうまことでいいよ」ということになった。それハロコンや。
どうでもいいけど、気を取り直してまことの司会進行を勉強しようとYouTubeを開いたら、まことがハロコンで『Yeah!めっちゃホリディ』を踊りながら退場する動画を見つけてそればっかり見てしまった。
ーーー
そんなこんなで、待ちに待ったBDイベ当日!!!
別にハロヲタでも何でもない友人も呼んでしまったので、ますますよくわからない雰囲気!!とにかくこの日がやって来た!!
とりあえずイベントの詳細は以下の通りです。
せっかくなのでイベレポ形式で書きますね。
まずは司会による挨拶。
友人たちが友人のオタクと化しているのを見て笑いが止まらない。
1.初めてのハッピーバースディ!/カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)
歌いながらの登場で会場一気に盛り上がり、コールが飛び交う。
本人曰く、めっちゃアガりすぎて予定してたファンサとかアレンジが全然できなかったらしい。やっぱハロメンはすげーな。
ここで本人挨拶。
「今日は、私の初めてのバースデーイベントに来てくださり、ありがとうございます!」
「楽しみにしてたのに行けなかったーって方もいらっしゃると思うんで、そういう人にも届くように、ファンの皆さんに少しでもお返しができるように、頑張りたいと思います!よろしくお願いしまーーす!」
「23歳になった、ちょっぴり大人の私をお見せできたらいいなと思います♡」
徐々に友人が概念としてのハロメンに近づいていくのを感じました。
2.「〇〇ちゃんに質問」のコーナー
事前にオタクたちから募集した質問に答えるおなじみのコーナーも、忠実に再現するとすごく楽しい。
・今日のお昼なに食べましたか?
「朝からイベントのリハーサルをしていたので時間がなくて、梅田で乗り換えの時に親子丼を食べました」
「23歳らしいお昼ご飯ですね」
「大人なので」
・座右の銘はなんですか?
「私もそろそろ座右の銘欲しいな〜と思って名言をググったら、瀬戸内寂聴さんが「辛いことがあっても逃げたら貧相な人生になる」とか言ってたんだけど、あんた出家してるやん!と思ってドン引きしました」
「中高生の頃は「ポテチは1日1袋」だったけど、さすがにやめたい…この1年で見つけられたらいいな~」
・好きなナス料理は?
「私はナスが大好きなんですけど、実は高校まで食べたことがなかったんです。」
「一度もなかった?」
「はい。でもある日さんちか*3を歩いてたら、「ナス、ウマいで!」っていう天啓が降ってきて…PRONTOに駆け込んだんです!そんでナスとベーコンのトマトソースパスタを食べたら美味しかったの!」
「油の染み込んだナスが好きなのね、だから一番はナスの揚げ浸しとかになってくる。」
「でもこの間はま寿司で食べたナス寿司が美味しかった、シャリに揚げ浸しのナスがボーンって乗ってる!スシ飯とも意外と合うよ」
・最近オススメの化粧品はなんですか?
「貴重な女性ファンからの質問ですね」
「これね。私は基本的にデパコス大好きだけど、韓国コスメ試したくてエチュードハウスに手を出したら肌に合わなかった…」
「でも目の下に引くキラキラのラメのアイラインは可愛くって今も引いてる!女性ファンの皆さんには使っていただきたいな〜とおもいます。」
3.安心感/Berryz工房
間奏中のサインボール投げでめっちゃ沸く。
ボールは前日に買いに行ったらしい。
4.「〇〇ちゃんクイズ」のコーナー
オタクが全員で力を合わせて全問正解しないと次の曲が聴けない、オタクに厳しい仕様。
身を乗り出して口々に答えを叫ぶオタクのみなさん。
・〇〇ちゃんの血液型は?
・〇〇ちゃんは左右で視力が異なりますが、悪いのは左右どっち?
・〇〇ちゃんの本籍地は?
…なんだかんだ何人かが適当に言ったら絶対当たる問題なので優しいな、と思った。オタクへの対応も推しに似るのかな。良い話ですね。
5.もしも…/ハロー!プロジェクト モベキマス
もうメッチャ楽しい。最高のセトリ。サンキューつんく♂。
6.「〇〇ちゃんのお悩み相談」のコーナー
これは本人が東京の友達に事情を話して相談を集めてきたらしい。よく付き合ってくれたな。
・チケットがご用意されません。どうしたらいいですか。
「東京には人が多すぎるのが問題なんです。」
「地方に移り住むか、自分のしたい現場を自分たちの手で作っていく、どちらかが大切だと思います!」
「素晴らしい」
・友達の誕生日のお祝いを考えていたのですが、地元の友達のお祝いに勝てません。どうすればいいですか。
「これはね、東京の友達が、私の誕生日を祝ってくれるつもりだったんだけど、このイベントがあると知った瞬間にやる気をなくしてしまった。」
「勝てるわけないやんみたいな……君たちは2歳年下の女の子を泣かしたんやで!!!!」
「ちょっとした出来心で…」
7.シャイニング 愛しき貴方/カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
「SHINE! YOU'RE SHINING...IT'S SHINING IN MY HEART...」
「…」
名曲を滔々と歌い上げる友人と、ピンクのサイリウムを掲げて神妙に聴きいるオタクたち。
この辺り、十年来の友人たちの関係性が完全にアイドルとオタクのそれになっていたので、やはり人間は場によって支配されるものだと感じた。
そして曲終わり、
サプライズ風にバースデーケーキが登場!
全員でハッピーバースデーを合唱し、一同拍手。
8.マジ グッドチャンスサマー/Berryz工房
楽しいイベントもこれでおしまい。友人は惜しまれながら退場。
あ〜さいっっこうのセトリだった、、、、
余った時間はケーキ食べたり撮影会したりステージで自由に歌って踊ったりしました。
よく啓太のブログに載ってるショットを再現したり
ーーー
まさか私も人生初のイベレポが友人のBDイベになるとは思わなかったのですが、「お前は啓太担当だからイベント終了後にエモいブログを書け」と言われていたので、とりあえず記録を残そうと思って書いてみた。
何が言いたいかというと、とにかく楽しかったわけですよ。
全ハロオタの皆さんにおすすめしたいし、何ならハロオタ以外にもおすすめしたい。
別にハロプロ曲じゃなくても絶対楽しいと思う。
単純にアイドル体験をすること自体ももちろん楽しかっただろうし、友人を全力で推すのも愉快で楽しかったと思うけど、
なんていうか、久しく忘れていた「文化祭感」があった。
みんなで一から作り上げる現場は何より楽しい。
普段現場では出来ない*4 最前での推しジャンもできる。セトリを事前に知って完璧に予習することもできるし、絶対に知りたくない人もSNSでのネタバレに怯えなくても大丈夫。
最高の遊びを覚えてしまったので、とりあえず飽きるまでやりたいと思います。
これからの人生もまた面白い遊びを考えて生きて行きたいです。
23歳おめでと!
『泡沫サタデーナイト!』にモーニング娘。の永遠を見た
『泡沫サタデーナイト!』の盛り上がりを見て、ハロヲタおじさんおばさん各位の御多分に洩れず、「あの時」を思い出している。
泡沫サタデーナイト! /The Vision/Tokyoという片隅(初回生産限定盤A)(DVD付)
- アーティスト: モーニング娘。'16
- 出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: CD
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