オタクプレゼン大会のススメ③「ブラジャーオタクが考える"イケてるブラジャー"の選び方」
オタクのオタクによるオタクのためのプレゼン大会ブログ第三弾です。
開催概要はこちら。
③「ブラジャーオタクが考える"イケてるブラジャー"の選び方」
★発表者紹介★
二次元のことはあまりわからないけど音楽とか好き。一緒に旅行に行くとブラジャーのブランドや商品名を当ててくる。(twitter:@natsumechan2020)
「では、ブラジャーオタクが考えるイケてるブラジャーの選び方プレゼンです。」
「サイコ~~~」
今回のプレゼン大会の中で、実用性の観点から熱い視線が注がれたのがこちら。
ブラジャーって色んな効果を謳う商品が並ぶ中で、なぜそんな効果があるのか、どんな付け心地なのか、よくわからないまま買ってしまいがちですよね?
そんな迷える子羊たちを、ブラジャーを愛してやまないオタクが導いてくれます。
「ブラジャーを選ぶのって意外と難しいじゃないですか。合うと思って買ったのに痛いとか、なんだかんだこれ付けてないなぁってのが皆一つ二つあるはずです。」
「それらをどうやったら減らせるんだろうか、と考えてみたのが今回のプレゼンです。」
「素晴らしい」「素晴らしい」
「最高の発表」
(拍手)
発表の目標が明確で信じられる。ブラジャーへの誠実な愛。
「手描き!!」「すげえなあ」
「まずは、皆にブラジャーの基本パーツをおさえてもらおうと思います。洋服に比べてパーツがめっちゃ多いから。」
「はい」「ありがとう!」
「これが実物ですけど……(私物ブラジャー持参)」
(一同爆笑)
「ワコールの人」「会社から来た人じゃん」
「まずカップ下に入ってる”ワイヤー”でしょ。」
「あまり知られてない用語なんだけど、カップの繋がった真ん中が”前中心”。前中心が高いとか低いとか聞いたことある?」
「ない」「ない」「ない」
「カップを支えるワイヤーよりも下の部分が”カップ土台”で、サイドの縦に入ってる骨が”サイドボーン”です。」
「サイドボーン!!」
「サイドボーンって言うんや(笑)」
物の名称を学習して喜ぶ人たち。
「カップの一番とんがってる高いところが”バストトップ”。」
「いわゆるブラ紐、”ストラップ”を調整するために動かすパーツは”アジャスター”。」
「体に巻き付けるベルト部分は”アンダーベルト”で、留め金の”ホック”は知ってるよね。2段×3とか3段×4のものがありますね。」
「3×4見たことない」「×4???」
「ブラジャーの付け方《基本編》です。これはお店でも教えてくれますね。」
「ガバっと前屈みになって、カップに乳を詰める。ストラップに指を一本通して、ちょっとキツいけど動かせるくらいがGOODです。」
「ホックを前で留めてから後ろに回す方法もあるけど、色素沈着が起きるから良くないって言う人もいます。」
「へ~~~~~」
「では、パーツごとに機能を解説していきたいと思います。」
「まずは、前中心編!」
(実物を掲げる)
「”前中心”は高いものと、低いものがあります。ちなみにチュチュアンナは大体前中心が低い。」
「二つを見比べてみると、”前中心”が高いブラジャーの方が”カップ土台”が大きいじゃないですか。だから、おっぱいを支える安定感があるんです。」
「ほんとだー!」
「逆に”前中心”が低いブラジャーは”カップ土台”がないので、安定感はないけれどラクで開放感があります。たまにサイドボーンがついているものもありますね。」
「中でも一番付け心地が楽なパターンのブラジャーは?といえば、”アンダーフリー”でしょう。」
「これはただワイヤーとワイヤーを真ん中で繋いだだけで、前中心の高さも土台もサイドボーンもありません。カップとカップを巻いておっぱいを覆ってるなのだけで、アンダーさえきつくなければとっても楽!」
「へ~~~~!!!!」
「原始的に言えば、貝がらのブラジャーもこの一種かもしれない。ビキニと一緒やな。」
「画像のブラジャーはRAVIJOUR(ラヴィジュール)の商品だけど、インポート物に一番多いかな。パーツが少ない分、お肉を補正する機能はないんだけど、デザイン性は良くてデコラティブにもできるんです。」
「さて、次はバストトップ編です。この図を見ればわかるとおり、ブラジャーごとにバストトップ同士の距離が違いますよね? これを”乳間”と呼びます。」
「バストトップ自体の形が尖っていたり、丸いフォルムだったりすることによって乳間が異なります。」
「乳間が狭いものは中心にぐっと引き寄せる力が強い反面、広いものはおっぱいを平たく盛ってる感じかな。真正面から嵌めてるから、デコルテにボリュームが出るけども、横から見たときの高さは出ないです。」
「ワコールの”小さく見せるブラ”ってそのタイプやんね」
「そう。”小さく見せるブラ”は後でも紹介するよ。まさにペタッとサラシタイプ。」
「違いわかるかな? この二つは同じお肉の量が入るブラジャーだけど、乳間が狭い方(画像右)は高さが出ていると思います。」
「乳間が狭くてバストトップが高いブラジャーはおっぱいを上向きに大きく見せてくれるし、逆に乳間が広くてバストトップが低いものを着ければ丸くて小ぶりに見えるんです。」
「着てみました編です!」
「えっ」「体張りすぎやろ!」
「ワコールのサイトやん」
「基本かなと思って……。」
「横から見ると、乳間が広いブラを付けてる方(画像上)は胸が平たい。一方で乳間が狭い方(画像下)は尖って見えるじゃないですか。」
「余談だけど、ワコールはトップを尖らせるのが好きなんだと思う。」
「確かに」
「結局何が違うかというと、上に着る服の印象がだいぶん変わってくるんだよね。」
「乳間の狭いブラ(画像下)は胸を大きく見られたくないときや、Aラインワンピには最悪だけど、ぴったりしたニットや着ぶくれする服の日にはサイドがすっきりするからおすすめです。」
「乳間広い方(画像上)はちょっとおデブちゃんに見える。あまり胸のボリュームを見せたくない夏服とか、切り替えのあるワンピには良いじゃないですか。そうやってブラジャーは使い分けるんです。」
「「「なるほどな~~~~!!」」」
ブラジャーを使い分けるとか考えたことなかったよ!!!
「さっきと内容は少し重複しちゃうけど、次はワイヤー編です。」
「”L字ワイヤー”と”U字ワイヤー”、2種類のブラジャーがありますよね。」
「あれっ、これは結構みんな聞いたことある?」
「いや、聞いたことはないです。」
オタク総ツッコミ。
「ワイヤーの形によって変わるのは、ずばり付け心地です。」
「ワイヤーって一番異物感のあるパーツなので、これが長いものは合う/合わないが明確に出やすい。」
「L字ワイヤーは、おっぱいに接する長さが比較的短くなって、おっぱいの谷間というか、前中心の真ん中のラインにワイヤーが刺さりにくいんですよ。」
「必然的に前中心も低くなるので、付け心地は軽いですね。U字は体に合わなくても、L字だと合うって人もいるかも。」
「刺さるときある!」
「でも、L字で前中心も低くて土台がないブラジャーは全体としてホールド力が弱めだし、アンダーにおっぱいの全体重が乗ってしまうから、アンダーのラインが疲れやすいっていうデメリットもあるかもしれない。」
「逆にU字ワイヤーは前中心が高く、カップも深いので安定感や補正力がありますね。」
「あと、胸に谷間ができるか?これはおっぱいのお肉をどこに持って行くかによって変わるんですよ。」
「L字ワイヤーのブラはカップが浅くて角度が急なので、真ん中に浅く寄せて谷間を作ってくれます。」
「U字はカップの高さを出して、おっぱいをカポッと鋳型にはめ込むイメージで、谷間はできにくいけど高さが出やすいですね。」
「以上まとめると、ワイヤーの長さ・カップの深さ・前中心の高さの違いによって着け心地も機能も全然変わります!っていうお話でした。」
「続いて”バージスライン”のお話を。」
「こ~れは知らない」「ホントに知らん……」
「私聞いたことある!!」
「ブラデリスニューヨークに行ったら教えてもらえるんよね。」
「ブラデリスで聞きました」
「”バージスライン”は要するにおっぱいの下のラインのことなんですけど。最近骨格診断流行ってるじゃん?そういうのと通ずるものがある話です。」
「胸板やアンダーの分厚さって人によって違うじゃないですか。だからおっぱいの下のラインもみんな違うし、人によって広かったり狭かったりします。」
「その”バージスライン”とブラジャーの下のラインがぴったり一緒だと、絶対に辛くないっていう理論なんですね。ラインがずれていると、体をひねったときにワイヤーが刺さったり、逆に浮いたり。浮いたらまた逆側に刺さったりとかして……」
「なるほど!!」
「でも既製品にはぴったりの商品がなかなかないからブラジャー選びは難しいよねえ。」
「せやねん」
「ブラジャーのワイヤーは、カップが上がるごとに円周が広がって外向きになっていくんですね。」
「だから、E65を着けてちょっとおっぱいが溢れるな~って場合、F65に替えればお肉は収まるんだけど、ワイヤー幅が広がったせいで自分のバージスラインに沿わなくなってしまっていることがあります。」
「お肉が収まってるから自分に合ってると錯覚しちゃいがちですが、実はどっちも合ってないんです!残念ですが、そのデザインは諦めてください。」
「カップとバージスライン、どちらもフィットしていないと結局しんどいお買い物になってしまいますよ、という話でした。」
「なるほど~~~~!!!!」
すげえ良心的なセールスマンじゃん
「でも、自分のバージスラインってどうやって見分けるんですか?」
「実はそれが一番難しくて、例えば育乳中の人なんかはバージスラインがどんどん変わっていくんだよね。さっき話に出たブラデリスはバージスラインを狭めていこうっていうコンセプトのブランドだし。」
「へ~~」
「一応の目安としては、横乳ができる部分があるじゃん、大きい人だと特に。それがバージスラインかなって思う。」
「風呂場で見てみるわ」
「ここまでのお話の総括ですね。ブラジャーを選ぶ時には、カップだけじゃなくて、ワイヤーが自分のバージスラインにフィットしているかどうかが重要。」
「カップ数だけをみて試着せずに買うのは良くないってことか」
「そうやね。あと左右で乳の大きさが違う人は、左がちょっと溢れるけど許容範囲!みたいなこともあるから、必ずしも全部収めることだけが大事ではないのです。」
「じゃあおっぱい片側溢れててもOKな場合もあるってこと?!そんなことある??」
「マジ?」
「もう一カップ上げたら大きい場合とか、服着たら許容範囲ってこともある。カップの傾斜がきつくて食い込んでるだけの可能性もあるよ。」
「知らなかった……」
「これまでの情報を踏まえて、最初に紹介した試着の《基本編》に加えて欲しい動作リストです!」
「①ワイヤーの形が自分のバージスラインに合ってるのか?をまず目で見てチェックする……んだけど、難しいじゃないですか。」
「なので、②バンザイしてアンダーと肩紐がずれないかをチェック。さらに③体を左右にひねっても、前中心や脇にパーツが刺さらず違和感がないことが理想です。」
~全員実践タイム~
「合ってる気がしてきた」
「あとは④勉強中やデスクワーク中にブラ紐が食い込まないよう、体を丸めましょう。育乳ブラとか脇肉キャッチャー系って特にかがんだら痛いことが多いです。」
「ブラデリスは痛い!!」
「さっきも言ったようにブラによって服のシルエットもかなり変化するので、⑤買う前にヒートテックとかを一枚着てみるのもアリだと思います。」
このチェックリストをスクショしてから試着室に向かうね。
「最後にブラ紐編。画像の左から二枚目は、見えにくいけどレースが貼ってあります。デコラティブで見えてもオシャレなんだけど、伸縮性はないです。」
「マカロニコードは夏場に見えたらセクシーでホリデーっぽいしいいね。」
「アジャスターがずれやすいという悩みがある人は、なるべくデザイン性の高いものを選んでもらえれば良いのかなと思います。」
「ここからは、お悩み別にオススメの商品を紹介していきたいと思います。」
(一同爆笑)
「素晴らしいやん!!!!!」
「すげえな最高か」
「お前天才!!!!!!」
「ブラデリスに就職しよう」
「カップが浮きやすい問題はCカップくらいまでの人によくある悩みです。」
「カップの傾斜が体に合わないとすぐに浮いてしまうんですが、前中心が低いブラはカップ上辺が長いので、比較的胸の形状にフィットしやすいと言われています。」
「画像上のブラはtutuannaさんのブラジャーなんですけど、コスパ最強で、今年一番オッ!と思った。この前中心が低いパターンがラインナップされてるのは『谷間タイプ』と『運命のブラ』です。これはいろんな人に合うと思う。」
「もしくはAMPHYさんの『すっきり寄せ上げて胸にぴったりフィット』(画像下)のように、レースがカップ上辺をカバーしているブラジャーは一目瞭然で浮きにくいです。」
「しかも、上辺にレースが付いていて体との境目がないので、カップのラインが薄手の洋服にもひびきにくい!夏場のTシャツブラとして、つるっとした一枚生地のモールドカップを勧める店員さんが多いんですけど、あれはレースや刺繍が透けないかわりに上辺が透けちゃう問題がある。」
「ある~」
「だから、このタイプこそが実は夏ブラに最適。襟ぐりが開きすぎてる服だと厳しいけど。よく発売してるブランドは、SALON by PEACH JOHN、PEACH JOHN、AMPHYの三つかな。」
「なるほどな」
「ご覧の通り、谷間作りを謳っているブラジャーは前中心が低いんですよ。これからワゴンセールでも、これ前中心低いから結構寄るかな……とかそういう風に見てもらえれば。」
「ほんまや~~~~~」
理論に基づく実践!
「画像上の『寄せて谷間メイク』はAMPHYから出ていて、これもかなり安いのに高機能なお値打ちブラだから気になる人はぜひ。意外とボリュームも出なくて、大きく見せたくない人にも良いです。」
「Saluteの『フロントエックスプラスブラ』も人気。」
「いやこれは」「サルートは……」
お高いんでしょう!!!
「まあそうやね~、ワコールの百貨店専用ブランドPARFAGEからも出ています。このシリーズがとにかく好きでこれしか買わないって人もいるくらい人気。」
「だけど、単純に谷間を作るだけなら、さっきのAMPHYや後で紹介するtutuannaの方ができやすいかもしれない。でも高いやつは長持ちするね。」
「おまえつよいな!」
「さっきも紹介したtutuannaさんの『谷間タイプ』が再登場です。」
「やっぱコスパがすごい。1ヶ月~1ヶ月半に1回くらいのペースでこのタイプの新デザインが出るんですけど、着け心地がデザインごとに結構変わるので、試着必須っていう点がネックかな。」
「一番良いところはダブルパッド!左右でおっぱいの大きさが違う人や、生理中に胸がめっちゃ張る人も、2枚のパッドを抜いたり付けたりして調節できる。グラマーサイズがないのが残念だな。」
「次は小さく見せるブラです。」
「一番ちっちゃくなるのはウンナナクールの『ミニマイザーブラ』だと思う。」
「私はワコールが最高!!」
「ワコールの『小さく見せるブラ』は圧迫感が少ないし色もいろいろあって、最高だと思います。確かに。」
「でもウンナナはデザインが可愛いよ。カップ上辺にレースを付けてくれてるから服にひびきにくくいし、デザインによってはサニタリーも揃うところが素晴らしいですね。」
「しかも、4000円弱で買えるのでコスパもいい。グラマーサイズは値段がめっちゃ上がるのがとにかく悔しくて。PEACH JOHN以外はめっちゃ上がっちゃうんですよね。」
「PEACH JOHNは値段上がらないん?」
「全サイズ同じ値段やねん。そこがあのブランドの一番良いところ。」
「コレは機能的に小さく見せるブラではないですが、かなりおすすめ。Risa Magli(リサマリ)さんっていうブランドの『スウィートリッチブラ』です。」
「えっ知らん」
「マジで知らねえブランドでてきた」
「(実物登場)横から見てください。カップのトップがめっちゃ丸くて小ぶりだと思いませんか。これでF65なんですよ。」
「「へえ~」」
「リサマリのブラジャーには『スウィートリッチ』『サイドシェイプ』『ミラクルブラ』といったパターンがあって、一番どんな人の胸にも綺麗な丸みを作ってくれるのが『スウィートリッチ』。」
「夏場めっちゃ役に立つ。Tシャツの上にAラインワンピース重ね着するときとか、ほんまにすっきりさせてくれます。横には広がっちゃうけど。」
「今グラマーサイズ向けで私がかなり推してるからこのコーナーで紹介させてもらったけど、他のサイズの人にもおすすめできると思います。デザインもナチュラル・可愛い・甘い系みたいな感じだしね。」
「大阪だと大丸とかESTに入ってるし、東京には結構あるはず。京都にも河原町に路面店があります。」
「パーツ紹介のスライドでも紹介したSaluteの『P-upブラ』、これ一番サイドがすっきりするかな。さっき黒いシャツ着た画像を見てもらった通りです。とんがらせたいワコールはつよいんだぞって。」
「一番高いんだぞって」
「私は好きだけど、サルートはデザインも好き嫌い分かれるんだよね……。」
「でも、同じような機能のものを今年PEACH JOHNが出したんですよ!!」
「「おおお~~~~~」」
(拍手)
「新商品の『スマートブラ』はサイドを寄せて、とにかく着痩せして見せてくれます。ついでにトップも高く見せる。」
「中村アンが宣伝してる公式サイトの説明が一番わかりやすいです。最近デザインも増えてきてて、ピーチジョンだから買いやすいしお試しする価値はある!」
「インポート…?」「また知らんのでてきた……」
ブラジャー偏差値の低さに絶望する人たち。
「とにかくアンダーがきついし夏場は汗がたまる、早くブラジャー外したい!って人におすすめしたいのが、Chut! Intimates(シュットインティメイツ)さんです。」
「め、めっちゃ楽!!!楽!!」
「着けたことある?とにかく軽いんですよ。生卵一個分って言われるくらい。」
「わかる~~~~!」「わからん~~」
「カップって普通はかなり厚みがあるのにめっちゃ薄いし、紐とかもかなり伸びるからアンダーの締め付けがない。カップの通気性も良い感じ。ただ、かなり華奢な作りなのでEカップ以上は支えられないかもしれない。」
「『シアーライト』が一番おすすめなんですけど、ちょっと着け心地がっちりめのタイプもあるので、アンダーがきつくて困ってる人はぜひ行ってください。」
「動かなくて一日楽に過ごしたい日向けかも。勉強するときに使ってた」
「あとはインポートランジェリー。欧米の人ってアジア系よりゴツいから?あっちのブランドはガッツリした生地で、めっちゃ伸びる。伸びる生地のものが欲しい人はインポートが狙い目だと思います。」
「画像下のブラはintimissimi(インティミッシミ)っていう最近見つけたブランドなんだけど、めっちゃ可愛くてインポートにしてはお値打ち。」
「めっちゃかわいい!」
「関西だとなんばCITYか心斎橋筋商店街、東京は代官山とか新宿、六本木にも最近できたらしい。日本上陸して勢いを増しているブランドです。つくりが全体的に柔らかくて人気になると思うから注目しといてね。」
「基本的にレース生地よりもメッシュの方が伸びるので、楽な方がいい人はとにかくメッシュを探して下さい。一番伸びないのは、生地の上にレースが貼り付けてあるタイプですね。」
「まとめます。ブラジャーによって服のシルエットが変わるし、今日はギャルな気分~とかテンションも変わる。化粧を変えるようにブラジャーを変えると楽しいと思います!ちょっと高いけどね。」
「ブラジャーが楽しいと毎日楽しい!ぜひじっくり試着して、自分にとって最高のブラジャーを見つけてください。」
(万雷の拍手)
「すばらしい!!」「ブラジャーYouTuberになれるよ」
質疑応答コーナー
ーーネットでブラジャーを買うときって何を見るべきですか?
「ぶっちゃけちゃうと、返品・交換が無料かどうか」
「あーーーー」
「どうしても一発で合う物って見つけられないんです。このブランドのこのパターンは絶対私に合うって分かってるなら良いけど、新しいものはラッキーじゃないかぎり失敗するから、返品交換前提で。返送料がタダならいくつか頼んでみるとか。一度試してみないと分からない」
「なるほど」
ーー下着の買い換えタイミングは?
「じつは良い指標があって、サイズとか書いてあるタグが読めなくなってきたら買い換え時です」
「「「へ~~~~~!!!!」」」
「どうしよう、帰って見たら全部消えてたら……」
(一同笑)
「タグ切っちゃう派なんですが…」
「ちょっと当たるもんね」
「それじゃ左右のワイヤーをぴたっとくっつけてみて下さい。ワイヤーが洗濯とかで歪んで非対称になってたら危険。痛くなって疲れにも繋がるので。」
「すみません今日全部やってみます」
「ちょっとくたびれた方が着けやすいってのは正直あるし、好みの問題もあるけどあまりにも悪いやつ着けてると体が痛いよ。楽しいブラジャーライフを……」
(拍手)
「伝道師!!!」「有意義!!!!」
☆勝手に講評☆
これは未だかつてなく有益なプレゼン。
わたしは正直なところ、ブラジャーの締め付け感が全然好きじゃないんですけど、こういう人こそ正しい知識を身につけて選んだほうがみんな幸せだな。
改めてブラジャーは機能性×デザイン性の塊ですよね。人間の裸体にブラジャーをつけるだけでだいぶんスタイリッシュで逞しくなった感じ。夢と技術の詰まった装備を洋服の下に毎日着けてると思えばちょっと楽しい。
余談ですが、ブラジャーオタクの彼女は各ブランド年2回の新作発表から買うべきアイテムをチェックして発売日までに金策を練ってると聞いて、どんなジャンルでもオタクがやることは一緒だなと思いました。
その④につづく